もくじ

1.基本的なサウナの入り方

2.【種類別】サウナの入り方

3.サウナに入る際のマナー・注意点

まとめ.サウナの正しい入り方をマスターしよう!

基本的なサウナの入り方

サウナに入る前は水分補給をし、髪や体を洗うのが基本です。多くの人が利用する場ですので、お互い気持ちよく過ごせるようにマナーを守って利用しましょう。

サウナで「ととのう」ために、サウナの効果的な入り方については、こちら「サウナの効果的な入り方は?あると便利な持ち物やおすすめサウナグッズも」の記事もご参考ください!

 

1.しっかり水分補給をする

サウナでは大量の汗をかくため、サウナに入る前にしっかりと水分補給をしておくことが大切です。水分補給をせずに大量の汗をかくと、脱水症状になるおそれがあります。サウナに1回入るだけで、300~400mlもの水分を失うと言われています。あまり喉が渇いていなくても、コップ1杯程度の水分は補給しておきましょう。サウナに入る30分くらい前から、少しずつ水分を補給しておくのがおすすめです。

ただし、カフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、サウナの前に飲むのは控えてください。当然ながら、アルコールも厳禁です。炭酸飲料やジュースなどの清涼飲料水も避けた方が良いでしょう。サウナ前に適している飲み物は、次の通りです。

 ● 水

 ● 牛乳

 ● 野菜ジュース

 ● スポーツドリンク

サウナの前にしっかりと水分補給をしておくことで、気持ちの良い汗をかくことができます。

 

2.髪や体を洗う

サウナに入る前に、髪と体を洗って清潔にしておきます。多くの人が利用するサウナでは、他の利用者の方への配慮も必要です。サウナは熱がこもっているため、においが充満しやすくなっています。自分ではそれほど汚れていないと感じても、サウナの前に必ず髪と体を洗いましょう。シャンプーやボディソープの泡も、しっかり洗い流してから入るようにしてください。

また、皮膚や頭皮の汚れを落としてから入ったほうが汗をかきやすく、サウナの効果が高まります。あらかじめ皮脂や汚れを落としておくと、サウナ後の汗はサラサラです。シャワーで汗を軽く流すだけですっきりします。

 

3.お風呂で体を温める

体が冷えているときは、サウナに入る前にお風呂で体を温めましょう。サウナの中は非常に高温のため、体が冷えた状態で入ると体調が悪くなるおそれがあります。冬場や気温の低い日は要注意です。また、お風呂で体を温めておくと、デトックスに効果的。サウナで体が温まりやすくなり、汗もかきやすくなります。

お風呂に5~10分ほど入ったら、体温が下がらない場所で5分程度休憩しましょう。再度水分補給をしてからサウナに入ると、より効果を実感しやすいと言われています。サウナに入る前に、体の水滴をしっかり拭き取ることも忘れずに。

 

4.サウナに入る

体の水分をしっかりふき取ったら、サウナに入ります。体の表面が濡れたままだと、体の芯が温まる前に体が熱くなってしまうからです。

サウナに入る時間は5~10分程度が目安ですが、自分の状態に合わせて無理をせずに入りましょう。慣れるまでは5分を目安にするといいですよ。

また、多くのサウナでは座る場所が2~3段の階段になっています。通常サウナの温度は80~100度ほどに設定されていますが、上段の方が温度が高く、下段は温度が低いのが特徴です。サウナが初めての方や長く入りたい方は、下段に座ると良いでしょう。

 

5.水風呂で体を冷やす

サウナから出たら、かけ湯やシャワーで汗を洗い流し、水風呂で体を冷やします。

足から水風呂に入り、ゆっくり体を沈めていきましょう。急に体を冷やすと体に負担となるため、ゆっくりとしたスピードで水風呂に入るようにします。心臓から遠い手足を先に水風呂に入れるのが基本です。水風呂に慣れていない方はまずは手足を入れて、少しずつ体を慣らしてください。

水風呂に入ったら、深呼吸をしてリラックスします。水風呂に浸かる時間は、1~2分程度が目安です。体が冷えすぎないよう、長くても3分で水風呂から出るようにしてください。

 

6.外気浴をする

水風呂を出たら、体を拭いて外気浴をしましょう。外気浴と言っても屋外に出る必要はありません。サウナ室の周辺に置かれている椅子やベンチなどで、水分補給をしながらゆっくり休憩します。外気浴の時間はサウナに入った時間の2倍くらいが目安とされていますが、体調や気分に合わせて調整してください。

外気浴をしていると、サウナに通う人々の間でよく言われる「ととのう」状態を体験できるでしょう。ぼんやりとした頭とポカポカした体に、独特の心地よさが味わえます。外気浴で体を休めることで、適正な体温に整える効果も期待できます。

 

7.サウナ・水風呂・外気浴を繰り返す

外気浴が終わったら再びサウナ室に戻り、サウナ・水風呂・外気浴を1セットとして2~3セット繰り返しましょう。このサイクルを繰り返すことで、体の巡りが良くなり、疲労回復などの効果が高まります。

また、2セット目以降は心地よさがアップし、「ととのう」感覚が強まると言われています。自分の体調に合わせて、サウナ・水風呂・外気浴を繰り返してみてください。

【種類別】サウナの入り方

日本で「サウナ」というと、80~100度ほどに設定されたドライサウナを指すことが多いですが、他にもさまざまなサウナがあります。種類別にサウナの入り方を紹介します。

 

ドライサウナの入り方

ドライサウナは室内の温度が80度以上と高めに設定されていて、湿度が低い乾式のサウナです。高温サウナと呼ばれることもあります。日本の温泉や銭湯でよく見かけるタイプで、ガスや電気で室内を温めるのが一般的です。

ドライサウナに入る前は、体の水分をしっかりふき取ってから入ります。サウナの後は水風呂に入るのも、ドライサウナの特徴です。リフレッシュ感や爽快感を得たい方は、ドライサウナが向いています。

なお、ドライサウナ内の湿度は10%前後に保たれているため、髪の毛が乾燥する可能性があります。乾燥から髪を守るには、頭にタオルやサウナハットをかぶると良いでしょう。

サウナハットの効果について詳しく知りたい方は、「サウナ ハット 効果(作成中)」の記事をご覧ください。

 

スチームサウナ・ミストサウナの入り方

スチームサウナやミストサウナは室内の湿度が高く、温度は低めに設定されています。多くの場合、温度は40~60℃前後、湿度は80~100%で、サウナ内に蒸気が充満しています。

スチームサウナやミストサウナは温度が低めなため、息苦しさを感じにくく、サウナの熱さが苦手な方でも入りやすいのが特徴です。ドライサウナに比べ、体がじんわりと温まってきます。湿度が高いので、髪や肌の乾燥も気になりません。

また、スチームサウナやミストサウナは、お風呂で体を温めてから入ると効果的。ドライサウナよりも長めに入って、じっくり汗をかくことをおすすめします。

じんわり汗をかいてデトックスしたい方や、サウナの熱さが苦手な方は、スチームサウナやミストサウナを利用してみましょう。

 

遠赤外線サウナの入り方

遠赤外線サウナはドライサウナの一種で、遠赤外線ランプにより体を温める仕組みです。遠赤外線の作用により、体の芯からじっくりと温まり、温かさが持続すると言われています。

設定温度は一般的なドライサウナよりも低く、多くの場合60度前後です。基本的な入り方はドライサウナと同じですが、サウナ内が高温のドライサウナよりも長めに入れます。低温サウナに入った後は、水風呂ではなく25~30℃のぬるま湯やシャワーを浴びるのがおすすめです。

また、遠赤外線サウナは空気が熱を帯びないため体への負担が少なく、疲労回復やストレス解消に効果的と言われています。最近疲れが取れないと感じる方は、ぜひ遠赤外線サウナを試してみましょう。

 

ロウリュサウナの入り方

ロウリュサウナとは北欧式のサウナで、フィンランドサウナとも呼ばれています。ドライサウナ同様に、リフレッシュ感や爽快感を得たい方に適したサウナです。

ロウリュとは、ストーブの上に置かれたサウナストーンに水をかけて、蒸気を発生させることです。サウナ内の湿度を高めたいときは、10~20分に1回程度の頻度でロウリュを行います。ロウリュをするとサウナ内の湿度が上昇して熱さを感じやすくなるため、周囲に配慮して一言声をかけると良いでしょう。初めてロウリュをする場合は、ロウリュをする間隔や水の量を、スタッフや利用者に聞いてみるといいですよ。

北欧式サウナについて詳しく知りたい方は、「サウナ 北欧(作成中)」の記事をご覧ください。

サウナに入る際のマナー・注意点

サウナは、狭い空間を複数の方が利用します。サウナに入る際は他の利用者へ配慮し、自身の体調に合わせて利用することが大切です。サウナに入る際のマナーや注意点をまとめました。

 

周囲に配慮する

サウナに入る前は体を洗って清潔にし、水分をしっかりふき取ってから入ります。サウナ室内では他の利用者にも配慮し、大声で話すのは避けてください。長話も控えましょう。

また、サウナ室内ではタオルを敷いてから座ります。施設によっては座る場所に敷くためのバスタオルを貸し出しているので、スタッフに聞いてみると良いでしょう。なお、タオルで場所取りをするのはマナー違反です。

 

ヒートショックに注意する

サウナでは、ヒートショックに気をつけましょう。ヒートショックとは、急激な温度変化により体調不良になることです。注意が必要なのは水風呂に浸かる時と、水風呂から出て外気浴をする時です。急激な温度変化が生じるため、ヒートショックになる可能性があります。水風呂に入るときは手足から入り、少しずつ体を慣れさせてください。水風呂から出たら、早めに座りましょう。

 

食事や飲酒の後は控える

食事や飲酒の後は、サウナの利用を控えてください。

アルコールには利尿作用があるため、サウナに入ると脱水症状を引き起こすおそれがあります。アルコールの作用で判断能力も低下しているので、サウナに長い時間入りすぎたり、転倒したりする可能性もあるでしょう。

また、食事をした直後にサウナに入ると、胃もたれや吐き気を引き起こすリスクがあります。筆者は初めてサウナを利用した際、食事の後に利用してしまいました。サウナに入ってしばらくすると気分が悪くなり、すぐに利用を中止。しばらく休んで回復しましたが、せっかくのサウナが楽しめませんでした。どうしても食事を取る場合は、消化の良いものを少量だけ食べるようにしましょう。

サウナの正しい入り方をマスターしよう

サウナを利用するには、正しい入り方やマナー、注意点を押さえておくことが大切です。サウナの基本的な入り方を知っておくことで、初めてのサウナも安心して楽しめます。

筆者は以前、定期的に遠赤サウナを利用していました。サウナを利用すると気分がすっきりして、その日はぐっすり眠れたことを思い出します。手足がいつまでもポカポカして気持ちが良く、冷え性に悩む友人に勧めたところ大変喜ばれました。サウナは心と体のリフレッシュやメンテナンスに、ぴったりの場所だと思います。まだサウナを利用したことのない方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

ヴィヒタタオルでは、サウナで使用できるタオルやタオルハットを取り扱っています。サウナのおともにぜひご利用ください。

ヴィヒタタオル | 5pm Journal

 

参考

教えて!ピュアウォーター 【保存版】サウナの水分補給、タイミングや飲み物の注意点は

ニフティ温泉ニュース サウナの一般的な入り方って?知っておきたいマナーも解説!

ULLR MAG サウナの入り方や「ととのう」ためのコツを解説!水風呂や外気浴も必要?

SAUNA&co. これでさっぱり!サウナでの頭・身体の洗い方

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